AWSでGPUインスタンスを使う準備

AWSのGPUインスタンスを使うための準備として、「制限緩和のリクエスト」の方法を説明します。AWSのGPUインスタンスを作成して使ったことがない場合に、つまずきやすいポイントとしてご説明しますので、 GPUインスタンスを使っているかたは、このページは読む必要がありません。

前提条件
・AWSのアカウントをすでに作成済みであること

上記の前提条件にもとづき、ご説明します。 AWSのGPUインスタンスを使い始めるには次の手順が必要です。

1. 制限緩和のリクエストをする
2. GPUインスタンスを作成する

実際にGPUインスタンスを作成し、起動するには、上記1.の手順を踏む必要があります。ここでは、上記１.についてをご説明します。

制限緩和のリクエストをする

GPUインスタンスは、AWSのアカウントを作成しただけでは使用できません。
制限緩和リクエストをする必要があります。手順は次の通りです。

 1. GPUが使用できる「G instances」の制限の緩和リクエストを送信します。

管理画面から「制限」を選択すると、次のような画面が表示さます。

制限の検索とグレー表示されいる箇所に「All G instances」と入力して検索し、画面に表示させます。「All G instances のオンデマン…」が表示さます。

「All G instances のオンデマン…」を選択し「制限緩和のリクエスト」を押します。

「サービスの緩和」を選びます。画面にしたがって、申請理由は「機械学習で使用するため」と記載し申請します。

緩和対象のGPUの個数を聞かれるのですが、ここで注意しないといけないことは、個数は、「サーバーの台数」ではなく「vCPU」の数で指定します。例えば、インスタンス「g4dn.xlarge」の場合は、vcpuが4つあるため、4つで申請します。

申請が無事に通ったら、次に、GPUインスタンスを作成します。

GPUインスタンスを作成（立ち上げ）の方法については「AWSのGPUインスタンスを使ったチュートリアル」の手順「2. GPUインスタンスの立ち上げ」のところに記載しておりますので、そちらをごらんください。